内臓脂肪と皮下脂肪
メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積によるとされていますが、脂肪には大きく、内臓脂肪と皮下脂肪の二種類が存在します。ここでは、内臓脂肪と皮下脂肪についてそれぞれの違いを解説します。
内臓脂肪と皮下脂肪の違い
内臓脂肪 |
皮下脂肪 |
|
| 細胞分裂 | する |
しない |
| 代謝への影響 | しない |
する |
| 運動による消費 | されにくい |
されやすい |
| 脂肪のつきやすさ | つきにくい |
つきやすい |
内臓脂肪と皮下脂肪の違いをまとめると上記のように違いを見ることができます。内臓脂肪が問題とされるのは代謝へと影響を及ぼすことです。内臓脂肪は脂肪量が増加しても細胞分裂を行わずただただ、細胞が大きくなります。
大きくなった内臓脂肪は「大型脂肪細胞」とよばれ、これ自体が様々なホルモン物質を放出します。この大型脂肪細胞が放出するホルモン物質が様々な悪影響を人体に対して及ぼすことがわかっています。
対して、皮下脂肪は脂肪量が増加することで細胞分裂を繰り返し、大型脂肪細胞へとは変化しません。そのため、人体に悪影響を及ぼすホルモン物質を放出しません。
内臓脂肪(大型脂肪細胞)が放出するホルモン
大型脂肪細胞が放出するホルモンとしては、以下のものが挙げられます。
・TNF-α
インスリンの働きを弱め、血糖値を上昇させる。
・アンジオテンシノーゲン
血圧を上昇させる。
・PAI-1
血液の凝固。
・レプチンの働きを弱める
満腹感を得られにくくなることから大食しやすくなる。
・アディポネクチンの減少
動脈硬化の誘発